住宅は中古か新築か?
不動産を探すとなると、まずは「中古か新築か?」というのは大きな問題に向き合う必要があります。かつては「家を持つならば新築で」という考え方が圧倒的多数派でした。しかし最近では中古の建物を安く購入して、新築同然に改装しお得に住むリノベーションを選択する方が増えています。また、リノベーションが注目を集めているのは、価格の面だけではなく様々なメリットがあるからです。
新築で「世界に一つしかない住まい」を立てようと思えば、かなりの資金が必要です。望みのエリアに土地が手に入るとも限りません。しかし望みのエリアに中古物件を手に入れる事ができれば、あとは好きにリノベーションすることができます。
そもそも、リノベーションとは、自分の洋服を自分の好みで選び組み合わせるかのように、自分のニーズに応じて自由に自分らしさを表現することができます。リノベーションによって、新築よりも安い資金で世界に1つしかない住まいが誕生するわけです。
選択肢が大きく広がる中古
中古不動産を購入するメリットの二つ目は、物件の選択肢が増えることです。希望する居住エリアで、希望通りの新築の戸建やマンションを、希望の価格帯で探すのは大変苦労します。特に都心部や人気のエリアでは、希望する物件が結局見つからず、当初の条件に対して妥協してしまうこともあるでしょう。
しかし中古の戸建やマンションならば、新築と比べて安い予算を設定できるため、立地の選択肢が大きく広がります。限られた中から選ぶ新築と違い、住みたいエリアの駅近物件や、閑静な住宅地でなど細かな環境の条件を満たす物件を探し出せる可能性もあります。
メリットの三つ目は、新築を建てるよりもコストを抑えることができることです。同じ条件のもとで、新築を購入する場合の費用と中古を購入してリノベーションする場合の費用を比較すると、後者の方が、20~30%程安く済むことが多くあります。つまりは、新築よりも安い費用で住空間を手に入れることができるのです。